広大な土地で増産傾向の北海道のブランド豚
北海道の養豚業は開拓時代から盛んでした。
現在でも飼育頭数は全国3位。ブランド化が進む現在はむしろ増加傾向にあります。
さらに豚肉の消費量も都道府県別では常に上位です。
北海道の豚肉料理と言えば十勝の豚丼、豚ジンギスカンなどが有名です。
【知床ポーク】ニンニクでビタミンB1強化
日本ハムグループのインターファーム知床事業所で育成・生産されている「知床ポーク」
品質にバラツキの少ない四元豚で、出荷前の時期に飼料にニンニク粉末を添加することでビタミンB1を強化。
しまりのいい肉質でしゃぶしゃぶにしてもアクが少ないブランド豚です。
【十勝黒豚】白くて甘い脂肪が旨さの秘密
北海道池田町の阿部農場で生産されている「十勝黒豚」
徹底した温度管理のもと大切に育てられた「十勝黒豚」は黒豚特有のジューシーな肉質に、真っ白な脂肪分はほのかな甘みあります。
【ホエイ豚(ホエー豚)】乳酸菌で美味しく
北海道十勝地方を中心に生産されている「ホエイ豚」
北海道は乳牛の生産が盛んなのは誰もが知るところ。自然とチーズ生産も盛んです。
チーズ生産において廃棄物だった「ホエイ」を豚に与える生産方法はヨーロッパで行われていました。
※ホエイとは…チーズを作る時に残る白っぽい液体で、生きた乳酸菌、ミネラル、ビタミンなどの動物の成長に必要な栄養素がたくさん含まれています。
結果として、豚が健康的になり成長も早くなり、さらにはお肉自体が美味しくなることに繋がっています。
もともと捨てていたホエイを有効活用することでチーズ工場と養豚農家との連携も生まれました。
エコで美味しい「ホエイ豚」。今後も注目のブランド豚肉です。
【ゆめの大地】最先端の技術で
北海道各地に農場を展開する北海道中央牧場が生産している「ゆめの大地」
北海道中央牧場は「こてっちゃん」などで有名なエスフーズ株式会社のグループ会社でもあります。
最先端の技術で衛生管理、温度管理などが徹底された農場でゆめの大地は生産されています。
また牧場から出た堆肥で育った野菜の一部を豚に与える資源循環型農業で他の産業との連携も図られています。
旨味成分のオレイン酸も豊富で、甘みが強調されたブランド豚肉です。
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