富士山の裾野で育てられた静岡県のブランド豚
静岡県の豚肉生産は全国的には中ほどの順位です。
だだし、ブランド豚・銘柄豚の数は多く存在します。
静岡県内全域で生産されています。
とくに静岡県東部の富士山の裾野にあたる富士宮市周辺が有名なブランド豚が多く生産されています。
【フジキンカ】様々な生産者がそれぞれの特色
「フジキンカ」は静岡県が開発した合成豚、静岡県内の農場でそれぞれの工夫を凝らして生産されているブランド豚です。
- 主な生産地…静岡県
- 飼料…農場ごとの独自飼料
- 品種…デュロック種×金華豚の合成豚
生産者ごとに違うブランド名で流通しています。
(株)YSC…「富士金華豚」
JA静岡経済連…「金豚王」
マルス農場…「いきいき金華」
三和畜産…「プレミアムきんか」
さの萬…「萬幻豚」
【遠州黒豚】噛めば噛むほどの味わい
古くから静岡県では黒豚の生産が盛んでした。
しかし海外の肉用豚の導入で数が激減していきます。
「遠州黒豚」はわずかに残っていた昔の遠州黒豚と呼ばれる種と鹿児島の黒豚を掛け合わせて、新たに開発されたブランド豚なのです。
「遠州黒豚」は通常よりも約1~2か月長く飼育し、歯ごたえのある肉質に仕上げています。
トンカツなどにすると肉の旨味が噛めば噛むほど味わえるはずです!
【朝霧ヨーグル豚】乳酸菌で柔らかに
独自の発酵技術でヨーグルト状になった飼料を食べ育った「朝霧ヨーグル豚」
ヨーグルト状の飼料で育成する方法を「リキッドフィーディング」といい、ヨーロッパなどでは一般的な方法です。
発酵食品で健康に育った「朝霧ヨーグル豚」は、他の豚よりもリノレン酸やオレイン酸等の有用な不飽和脂肪酸が多く含まれています。
※不飽和脂肪酸は脳卒中や心筋梗塞などの成人病予防などに効果があるとされています。
【ルイビ豚】低い融点でとろける味わい
静岡県富士宮市で生産されている「ルイビ豚」
希少種の中ヨークシャー種を配合した珍しい三元豚です。
それぞれの頭文字からLYB豚(ルイビ豚)と名付けられました。
一般的なLWDの三元豚の脂身の融点が約38度に対し、LYB豚は32.5度と低いのが特徴です。
※一般的な和牛の融点は約26度、有名なブランド牛肉では18度以下の物も
ステーキで食べてほしいブランド豚肉のひとつです。
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