牛肉生産量全国一位の酪農・農業王国北海道のブランド牛肉を紹介
北海道は牛肉の生産量が全国の約20%を占めており、もちろん全国一位。
広大な大地を利用して農家一戸当たりの肉牛生産頭数は全国平均の約4倍!
出荷される牛肉の大半はホルスタイン種を始めとする乳用牛の雄牛を去勢した美味しい赤身をもつ牛肉になります。
近年乳用牛の生産ノウハウを生かして広大な大地を活用した和牛・交雑種※の生産が北海道全域で行われるようになってきました。
※交雑種とは…乳牛と肉用牛の雑種。一般的には黒毛和牛の雄にホルスタイン種の雌を掛け合わせたもの。
中でも「ふらの和牛」「びらとり和牛」「白老牛」は北海道三大和牛と称されています。
【十勝和牛(とかちわぎゅう)】北海道ブランド牛の先駆者
十勝の栄養満点の牧草と麦わらをたっぷり食べて育った「十勝和牛」。
「十勝和牛」ブランドの設立は2002年(平成14年)と北海道のブランド牛肉の中では歴史があり、北海道の黒毛和種では一番最初に地域団体商標登録もされいます。
【ふらの和牛】洞爺湖サミットで絶賛
北海道富良野町に本部を置く谷口ファームグループで一貫生産されている「ふらの和牛」。
2008年(平成20年)に行われた洞爺湖サミットでは各国の記者などから大絶賛をうけた黒毛和牛です。
「ふらの和牛」は独自のブレンド飼料で育てられ、口どけの良い脂身が特徴。
北海道のみならず全国の品評会などで優秀な賞を何度も受賞している注目度の高いブランド牛肉です。
【白老牛】北海道の黒毛和牛の元祖
北海道南部に位置する白老町で生産されている「白老牛」。
北海道で最初に黒毛和牛を生産したのが白老町だったそうです。「白老牛」は北海道の黒毛和牛の元祖となるのです。
毎年6月上旬には「白老牛肉祭り」が町内で開かれ、2日間で5万人を集めるほどの大イベントです。
※2021年は現地での開催は中止
厳しい寒さの中で育った白老牛は肉質が凝縮し、旨味がぎっしり詰まっています。
前出の「ふらの和牛」同様、洞爺湖サミットの際は世界のVIPから絶賛されたほどのブランド牛です。
【びらとり和牛】A-5割合高いブランド牛
北海道日高地方の平取町で生産されている「びらとり和牛」。
トマトとともに平取町を代表する産物です。
「びらとり和牛」 は格付等級は特に定めていませんがA-5ランクの割合が非常に高いブランド牛です。
冬の厳しい寒さを耐え抜いた「びらとり和牛」は良質の脂肪がつき、旨味が凝縮された赤身になるのです。
【はこだて和牛】希少な褐色和種
津軽海峡に面した北海道木古内町で肥育されている「はこだて和牛」
「はこだて和牛」は全国的に生産頭数が減少している褐毛和種のブランド牛肉です。
ただし肉質の良さ、赤身の旨さ、脂肪分の少なさで人気は上昇しています。
はこだて和牛は「くまもとあか牛」に代表される熊本系の褐毛和種がベースで、飼料にビール粕を配合するなど独自の工夫で知名度も向上してきています。
【豊西牛】乳牛用で赤身が美味
北海道帯広市豊西町のトヨニシファームで生産されている「豊西牛」。
乳牛用で有名なホルスタイン種を肉用として肥育したブランド牛肉です。
黒毛和牛のノウハウを生かした生産方法で管理方法も徹底しています。
味わい深い赤身が特徴で、ステーキ・ローストビーフなどが商品としては人気です。
「豊西牛」を購入したい場合はYahoo!ショッピングにトヨニシファームの直営店があり、黒毛和牛よりもリーズナブルなお値段で購入できます。
【知床牛】メイドイン北海道で
北海道網走郡大空町の大橋牧場でのみ生産されている「知床牛」
牧草などの飼料も北海道産にこだわり肥育されています。
直営のお肉屋さんあり「知床牛和トロふりかけ」はふるさと納税でも人気の商品となっています。
とりける食感に肉の甘みと香り、安全・高品質の「知床牛」をぜひどうぞ!
【宗谷黒牛】日本最北端で育った
北海道稚内市の宗谷岬牧場で生産されている「宗谷黒牛」
冬の季節が訪れる前の10月下旬まで広大な牧場で新鮮な牧草をたっぷり食べて育ちます。
くどくないほどよい霜降りに旨味の詰まった赤身が特徴のブランド牛肉です。
玉ねぎや小麦粉なども北海道産に限定した自家製ハンバーグも人気です。
【しほろ牛】歴史あるホルスタイン種
北海道士幌町で生産されている「しほろ牛」
士幌町は肉牛の生産頭数日本一を誇ります。
「しほろ牛」はホルスタイン種のブランド牛で、その品質と風味は高い評価を受けています。
脂肪が少なく、ジューシーで柔らかい赤身が特徴です。
さらに柔らかさを追求した、育成・肥育期間が15ヵ月以下の「しほろ牛若丸」、
ホルスタイン種と黒毛和種の交雑種「しほろ牛クロス」もしほろ牛ブランドの一員です。
生産団体としても50年以上の歴史があるブランド牛です。
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