県産和牛を「しまね和牛」で統一して販売
島根県では鉱山などの運搬用として古くから和牛が飼われていました。
戦後、和牛の需要が肉用に代わってからは品種改良により優秀な種牛や繁殖用の牛の出荷で島根県の和牛は全国で重宝されました。
その後優秀な繁殖を基にした和牛生産が行われるようになり、全国の品評会でも最優秀賞を何度も受賞しています。
現在は島根県内で生産され出荷される黒毛和牛を「しまね和牛」として総称しており、PRにも力がはいっています。
ポチップ
ここでは「しまね和牛」のなかでも個別の銘柄・ブランド名で出荷されているものを紹介します。
【隠岐牛】島育ちの幻の和牛
「隠岐牛」は島根県の沖、隠岐諸島の中ノ島、海士町を中心に生産されている黒毛和牛です。
島育ちにこだわり、育成される黒毛和牛は隠岐生まれでなければならないという条件があります。
「隠岐牛」のデータは…
- 品種…黒毛和種の未経産雌牛
- 生産地…島根県隠岐諸島
- 育成・肥育期間…約30ヵ月
- 格付等級…4等級以上
島の急勾配を駆け上がっている為、筋肉がきっちりついています。
きれいな赤身、適度な霜降りが特徴です。
隠岐の島で育つ和牛の中でも「隠岐牛」として出荷されるのは約1割。
そのため幻の黒毛和牛と言われています。
【奥出雲和牛】徹底した品質管理
島根県の奥出雲地方(雲南市、奥出雲町、飯南町)で繁殖から出荷まで一括生産されている「奥出雲和牛」。
そのため誕生から出荷まで時期に応じて与えられる飼料も決められており、品質のバラツキも管理されているのです。
サシと赤身のバランスがよく、肉の濃厚な味わいが良いブランド牛として評判です。
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