三元豚の代表的ブランド豚肉「平牧三元豚」
「平牧三元豚」は山形県の庄内地方、酒田市で生産されているブランド豚です。
山形県酒田市に本部を置く「平田牧場」がブランド化に成功した三元豚で、歴史も古く約50年間の実績があります。
平田牧場では他にも「平牧金華豚」の飼育・生産もしています。
平牧三元豚って何?どんな豚?
一般的な三元豚は
- ランドレース種(L)…繁殖力に優れている
- 大ヨークシャー種(W)…繁殖に優れており、赤身と脂肪のバランスが良い。
- デュロック種(D)…肉に霜降りが入りやすい
この三つの種類の豚を掛け合わせた「LWD」という三元豚が一般的です。この種類は現在日本の豚肉生産のほとんどを占めます。3つの種が元になっているため「三元豚」と呼びます。
では平牧三元豚はというと…
- ランドレース種(L)…繁殖力に優れている
- デュロック種(D)…肉に霜降りが入りやすい
- バークシャー種(B)…黒豚。繫殖力は劣るが肉質は良い。
この3種類を掛け合わせた「LDB」種の三元豚になっています。通称「平田牧場バークシャー50」と呼ばれています。
肉質はというと・・・
脂が乗りやすく、筋繊維がきめ細やかで脂の質が良いなど肉質が非常に優れています。
・データでみる平田牧場三元豚
- 色・見た目…一般豚よりも脂肪色〈明度〉が高いため、色が白いです。
- 脂肪の旨み…一般豚よりもイノシン酸・オレイン酸が多いため美味しく、上質でヘルシーです。
- 柔らかさ…一般豚よりも筋繊維面積が少なく、筋繊維のきめが細かく柔らかいです。
- 味・風味…脂肪含量が一般豚よりも多くサシが入りやすいのでジューシー。また脂肪融点が低いので口の中でスッと溶けます。
引用:平田牧場三元豚のページより
飼料に非遺伝子組み換えのトウモロコシ、大豆粕といった植物性飼料を使用していて、動物性タンパク質を与えないことで、肉(脂身)の味、コク、弾力を与えています。さらに山形県のお米も飼料として与えています。一般的な豚の肥育期間は150~180日間ですが、「平牧三元豚」は200~250日間と長期間肥育期間を取っています。
「平牧三元豚」は育成から加工・流通まで一括管理
「平牧三元豚」を生産する平田牧場グループは安全・安心をモットーに肥育から加工・流通まで一貫生産体制を敷いています。
・平田牧場企業PR動画
プロの料理人も認める「平牧三元豚」
「平牧三元豚」は地元山形県や東京都などにある平田牧場直営のレストランを始めとして、各地のレストラン・ホテルで提供されています。プロの料理人も認めた「平牧三元豚」。
テレビなどのメディアでも「とんかつ」「煮込みハンバーグ」などが度々紹介されています。
ブランド豚肉、特に三元豚の代表的なブランド「平牧三元豚」。ご自宅でもどーぞ。
週間人気記事ベスト5