平安時代からの馬引きがルーツの福井県のブランド牛肉
福井県では昔から都(現在の京都府)への海産物の輸送などのため牛が飼われていました。
他県と同じように飼われていた牛が明治時代などに肉用に転換されていきました。
現在のブランド牛肉生産の基盤となっています。
福井県が但馬牛の原産県である兵庫県と隣接しているのも和牛生産においてはプラスに働いたようです。
【若狭牛】オレイン酸含有率にも注目
明治時代から食されてきたといわれる福井県の代表的なブランド牛肉「若狭牛」。
年間600頭ほどの出荷数ですが市場の評価は高いブランド牛肉です。
「若狭牛」のデータは…
- 品種…黒毛和種
- 生産地…福井県坂井市中心
- 育成・肥育期間…約30ヵ月
- 格付等級…3等級以上
- ブランド推進団体…若狭牛流通推進協議会
「若狭牛」のなかでもオレイン酸含有率55%以上の牛肉は「三ツ星若狭牛」 として現在出荷されています。
これは「若狭牛」ブランドにさらなる付加価値をつけ、市場競争に対抗するための戦略でもあります。
オレイン酸の含有率向上のため、飼料にも改良が加えられて日々試行錯誤がされている注目のブランド牛肉です。
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